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時代を読む

皆様のお役に立てればと思い、「時代を読む」として、情報を記載し、ご縁のあった方々にお送りしております。

様々な時代の波をおかげさまでなんとか乗り越えてきた私の感性で、思いつくまま話をします。

何か一つでも新たな発見となれば幸いです。

エリアリンク株式会社 代表取締役 林 尚道

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VOL.103 2008年7月号

VOL.103 2008年7月号

 今回は「幸せとは」というテーマでお話します。

 「時代を読む」で“幸せ”と聞いても、不釣合いで、私らしくないかもしれませんが、いつもとは趣向を変えてお話したいと思います。

  私は幸せという言葉は非常に大事な言葉だと思っています。しかし、私を含め、経営者というのは、幸せよりも業績を上げて会社を大きくしたい、もっと稼いで利益を上げたいということで頭がいっぱいになってしまう方が多いのではないでしょうか。そういう中でも私は、会社を経営していく上で、世の中の人が幸せになる商品やサービスを提供し、社員が本当に幸せになるような会社にしたいと思っています。

   実は、『3つの真実』(野口嘉則著)という本を読んで、自分にとっての幸せとは何か、何を求めていたのだろうかと、これまで真剣に考えて生きていなかったなと気づかされたのです。著書の中でとても感銘を受けたのが、「幸せは求めるものではなく、今ここに見出すもの」という言葉です。自分のことを幸せだと思えない人は、いつまでたっても幸せになれない、嫌なことや問題があっても、そのことを受け入れて“ありがとう”という気持ちで対処する、といったことが書かれています。

   これを読んで私も、今幸せと思えるものをあげてみました。家族が健康でいられること、社員が一生懸命頑張ってくれていること、毎日三度の食事が出来ること、友達に恵まれていること、旅行や美味しいものを食べに行けること等々、考えれば今ある幸せだけでもたくさんあります。
   世界的に見れば、この日本に生まれたということだけでも幸せかもしれません。また、一家団欒が幸せと感じる人もいらっしゃると思います。一方で、事業などで成功して周りから凄いなと言われていても、家族は崩壊していて友達も居ない人もいらっしゃいます。

  幸せの感じ方は人それぞれ違っても、幸せというのは、日常のささやかで身近なところにあるということ、それに気付くことも必要です。

  普段、私達が生きている中で起こることは、良いことばかりではないはずです。起こってしまった問題を人のせいにすることは、自分が悪くないということで心地良いのかもしれませんが、それは何の解決にもなりませんし、自分の財産には全くならないのです。私も、問題に直面したときは、自分に足りないところがあって起きているのだから、問題を解決することによって自分自身が成長する、それを教えてくれる“きっかけ”なのだと考えてきました。

  経営者は、お客様や社員をどうすれば幸せにできるだろうか、ということを考えていければよいと思います。もちろん自分の家族も幸せにします。お客様が幸せを感じてくれるサービスを提供する会社、社員みんなが毎日幸せを感じている会社というのは、伸びると思います。

  まわりの人をどうすれば幸せにできるだろうか、ということを絶えず考えて行動することが一番シンプルで楽しい道なのかなと思います。これまで、事業をしてきた中で、右往左往したり、時には壁に突き当たったりすることで色々なことを教わって、昔よりはまともになれたのかなと思っています。“幸せ”という言葉は単純で短い言葉ですが、身近にある幸せを感じることが出来ない人が多くなっていくことが、日本にとっても世界にとっても一番よくないことなのではないでしょうか。

  これまで、生意気にも「時代を読む」という文章を書いてきましたが、もしかしたら最後は時代がどうこうではなく、幸せということについて考えたほうが、今何をするべきかが見えてくるのではないかと思います。自分で決めたことを日々実行しながら、今日も幸せ、明日も幸せと感じられるよう、また、周りの人をどれだけ幸せにできるかということに注力していきます。今回は観念論のような話になってしまいましたが、この「時代を読む」を御覧いただいている方ともお会いする機会がございましたら、幸せについて話をさせて頂きたいと思います。

林 尚道


≪著書紹介≫
「3つの真実」人生を変える“愛と幸せと豊かさの秘密”
著者:野口 嘉則/ビジネス社
ISBN:978-4-8284-1431-7
発行年月:2008年5月

代表取締役 林 尚道