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時代を読む

皆様のお役に立てればと思い、「時代を読む」として、情報を記載し、ご縁のあった方々にお送りしております。

様々な時代の波をおかげさまでなんとか乗り越えてきた私の感性で、思いつくまま話をします。

何か一つでも新たな発見となれば幸いです。

エリアリンク株式会社 代表取締役 林 尚道

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VOL.154 2012年10月号

VOL.154 2012年10月号

 今回は、「今後の経営のあり方」というテーマでお話します。

 私達は今、ストック経営、キャッシュフロー経営、無借金経営という3つの柱を目指しています。
当社のストレージ事業、不動産保有販売事業、レンタルオフィス・貸会議室事業はすべてストック経営になります。このストック経営の利点は何といっても、会社が休みの間も常に家賃収入があるということです。私は若い時から大家業に興味がありました。中でも客付けの出来る大家さんに憧れがあったのでこのような経営に結びついたのだと思います。
 ただストック経営を行う上で大事なことは、やはり事業の質です。もちろん様々な工夫やお客様が満足する商品の提供なども必要ですが、ストックでも将来性、今後のニーズの有無によって事業の伸びに大きな差が出来てしまいます。
当社の事業で言うと、ストレージや貸会議室、構想中のイベントスペースなど今までとは違った空きスペースの活用方法もあり、マーケットとしてはまだまだ拡大していくと感じています。

 次に不動産保有販売事業ですが、この事業はきちんと目利きが出来ることが、長期に渡って展開出来る事業となるための鍵となります。しかし今のマーケットの状況では、将来、地方都市の不動産稼働率は大きく下落する可能性があります。
 今後、人口が減少すると、多くの人が働く所がある場所に移動することから、東京への人口集中が予想されます。そうなると地方だけでなく関東でさえ利便性が低い地域の不動産は空きが出易くなります。そのためアメリカでは「クオリティ・ロケーション」と言いますが、一等地や利便性が高い地域の不動産を借りる・保有するという考えが必要になってきます。

 また将来的に空きが出難い物件を保有し、取得価格の3割程度の頭金を入れた長期ローンを組んで取得します。これで物件自体のキャッシュフローはマイナスになり難くなり、結果的にキャッシュフロー経営が出来ます。これを借金ではなく、健全な投資という捉え方をすると、ほとんど無借金経営が出来ることになります。

 それから100年先を考えられることも経営をする上で大切だと思います。例えば当社のコンテナやビルを耐用年数以上に使う為には、10年使えるものを20年使う為には何が必要かという、一つ一つを大切にする手堅い考え方が必要になってきます。
 多くの人が手堅い経営では伸びないと発想をしますが、私はマーケットが良く、3つの柱を持っている手堅い会社は先が読める、それゆえ成長する会社だと思います。一方で皆様の中には10年後、20年後がどうなるか分からないという方が多いのではないでしょうか。このように不透明な時代でも20年後、更には100年後はどうなるかと話せることが経営者として必要になってきています。

 自分で、先の世の中を予想するのは難しいことですが、だからこそ規模は関係なく、手堅い事業を行っていく必要があります。一度、皆様にも自社の中でのストック経営、キャッシュフロー経営、無借金経営について考えて頂ければと思います。始めは地味かもしれませんが、そのうちに大きな木になっていきますので、焦らず確実にやって頂けると良いと思います。

林 尚道

代表取締役 林 尚道