エリアリンク株式会社

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時代を読む

皆様のお役に立てればと思い、「時代を読む」として、情報を記載し、ご縁のあった方々にお送りしております。

様々な時代の波をおかげさまでなんとか乗り越えてきた私の感性で、思いつくまま話をします。

何か一つでも新たな発見となれば幸いです。

エリアリンク株式会社 代表取締役 林 尚道

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VOL.177 2014年9月号

VOL.177 2014年9月号

 今回は、「時代の変化と次の一手」というテーマでお話いたします。

 私たちの基幹事業であるハローストレージでは、営業拠点を全国に開設するなどシェア拡大に向けた戦略を強化しています。一方で、ストレージ以外にも、将来の環境変化を予想し、新たな事業である「エリアリンクコンサルティング」の立ち上げ準備を開始しています。

 今後、人口減少が見込まれる日本では、不動産オーナーが資産活用に頭を悩ます時代がやってくると見込んでいます。長い目で見たとき、人口の減少により、保有している不動産の稼働率は低くなることが予想されます。また都心への人口集中により、駅や都心から遠い土地活用に苦心するでしょう。また、特色のある地方都市、例えば素晴らしい文化の息づく京都や東南アジアの玄関口に適した福岡などを除いては、地方の衰退も考えられます。
 こういった環境下で、資産、資金の動きが大きく変わると予想しています。これからは、資産を守る時代から、資産を使って稼ぐ時代へと変化していくでしょう。こうした時代にあった資産活用としては、例えば、駅から遠い土地では、建築型のトランクルームや、事務所と駐車場がセットになった中小企業向け集合オフィスなどの商品が適すると考えています。また地方では、オーナーが保有不動産を売却し、東京の不動産を購入するというような資産の組み替えが進むでしょう。そこで借入金に依存せず、物件単体でキャッシュフローがまわるような購入スキームも検討していきます。
今後の時代にあった資産の持ち方をご提案し、共感して頂き、安心して当社に保有不動産の管理や資産の組み替えを任せて貰えるようになりたいと考えています。

 当社は今年の8月8日で東証マザーズに上場してから丸10年が経ちましたが、この先の10年はまた新たなエリアリンクの礎となると確信しています。将来的な変化にも先手を打って対応し、創業の原点である「困っているところにビジネスチャンスあり」という視点を活かして、エリアリンクならではの事業を地道に継続していきたいと思います。更に、私たちは従業員が年齢に関係なく、いきいきと働ける企業でありたいと思っています。現在、成長中のハロー貸会議室やハローパーキング、アセットマネジメント事業などの各ビジネスを事業会社として独立させていくことも検討しています。若手はストレージ事業を担当し、経営者視点を身に着け、経験を積み、ゆくゆくは各事業会社で経営者として采配を振るってもいいし、40歳以上になったら、エキスパートとしてエリアリンクコンサルティングを行い、生涯現役で仕事を楽しんでもいい。そんな働き方の出来るエリアリンクを作っていきたいと考えています。

 今後、日本では人口の減少のあおりを受け、経済規模も3分の2程度まで縮小していく可能性もあるでしょう。そしてストレージは今後10〜20年でマーケットがある程度成熟し、M&Aでの拡大を検討しなくてはいけない局面もやってくるかもしれません。一方でこの先の環境こそ、当社にとってのビッグチャンスだと思っています。だからこそ、コンサルティングのような新ビジネスにも取組みますし、今後、海外ではまだ人口が増加する国もありますので、そうした地域への進出も検討していきます。時代の流れを読み、次の一手を打っていくことは大変重要なことです。10年、20年先の環境を見据え、次の一手を考える参考にして頂けますと幸いです。 

林 尚道

代表取締役 林 尚道